WebサイトのアクセスアップにSEOは不可欠ですが、では「SEOとして具体的に何をするのか?」となるとそれぞれ違いがあるようです。ですから、具体的なSEOや、SEOに対する考え方についてご説明致します。
「SEOって何?」という方はこちら
目次
どの検索エンジンをターゲットにするのか
SEOは検索エンジンに共通するものと、そうでないものに分かれます。例えばhtmlの書き方のようなWebのルールに関する部分は前者であり、サイトやページの評価など個々の検索エンジンが独自に判断する部分は後者です。
ですから、SEOとは各検索エンジンに対して個別に対応する必要もあります。
しかしながら日本でのGoogleのシェアは、97.06%(2014年6月)と非常に高く、事実上の独占状態です。その事をふまえ、Googleをメインターゲットとして、わずかにBingを意識してSEOを行っています。
また、Yahooに関してよく質問されますが、現在日本ではヤフーとGoogleは提携し、アルゴリズム検索技術にGoogleを採用しているため、検索エンジンという点ではGoogleと同義です(検索結果には若干違いがありますが)。
SEOとして何をするのか
SEOに振り回されないために
SEOに関する情報は、有益なものから首を傾げるものまで多岐にあふれています。
そのため、確実に信頼できる情報元として、Googleが公式に発表している以下の文書を最も参考にしています。
また、SEO業界の動向を知るためnamaz.jpも参考にしています。
具体的なSEOについて
いわゆるホワイトハットSEOを中心に行っており、ブラックハットSEOは非効率的で無駄なので全くしていません。
つまり、「裏ワザ的」なものは一切使用せず、以下に示す確実なものを中心に継続的に改善しています。
- webサイトの高速化(サーバーの高速化含む)
- 構造化データのマークアップ
- レスポンシブ・ウェブデザイン
- サイト構造の最適化
- 内部リンクの最適化
- バックリンクの構築
- SNS等とのリンク
- SSLによるセキュリティ
SEOに関する包括的な考え方 ~構造的分析~
継続的なSEOが大切
仮に「完璧なSEO」があったとしても、それを10のWebサイトに施したなら、必ず1位から10位までのランキングがつきます。「完璧なSEO」を施さなかったサイトのランキングは確実に落ちますが、施したところで確実に上がるわけではありません。
本質的に、SEOとはランキングを上げるための技術というより、下げないための技術です。
html・cssなどの言語、ブラウザ・デバイズ、サーバーを取り巻く通信環境など、Web周辺の技術は日々進化しています。それらに対応するため、Googleの検索アルゴリズムは、小さなものまで加えると毎日のように変更されています。
ですから、SEOも継続的に続ける必要があります。そして、継続的に続けるという作業は案外大変なので、地道なテクニックの継続で結果的に順位は上がります。
SEOという観点からは、Webは制作よりも運営の方がはるかに大事だといえます。
ブラックハットSEOの不合理
ブラックハットSEOとは、一言でいえば「ずるいテクニック」を使って、検索結果の上位を狙う手法です。
一般的なサイトはペナルティのコストが割にあわないので用いませんが、もし使用したなら、上記の「完璧なSEO」+ブラックハットSEOという図式になり、ほかのサイトを出し抜けるのも事実です。
結論的にいえば、Googleは未知のブラックハットSEOまで含めて、見逃すことはないでしょう。
なぜなら、Googleの収益の大きな柱に検索エンジンをベースにした広告収入があるからです。それを可能にしているのは、検索者が探している情報とそれが掲載されているページを正確に繋げることができる技術です。
どうしてもサイトを上位表示させたいのであれば、広告という形で可能になっており、それが営利企業としてのGoogleの基本姿勢です。
ですから、ブラックハットSEOで上位表示された場合、Googleにとって二重の意味で不利益しかもたらしません。
一つ目は検索結果が検索者の探しているページでない事。二つ目はそれを許すと広告収入というビジネスモデルが破壊されるという事です。
また、現在Googleはそれらの事を担保するため、パンダアップデートとペンギンアップデートを行っています。パンダアップデートでは検索者の満足しないページのランキングを下げ、ペンギンアップデートでは外部要因によって不正に上位表示されたページのランキングを下げます。
そのことは上記のことを鑑みれば決して偶然ではないのです。
以上のことから、ブラックハットSEOは未知のものまで含めて完全に不合理でしかありません。現在グレーの部分もやがて白か黒に分かれるでしょう。もし、そこに論理的な根拠を見い出せない相関関係のみからなるSEOテクニックであれば、近いうちのブラックハットSEOになるのではないでしょうか。
そして、正しいSEOとは何であるか、Googleは公式に発表しています。
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